菅家旅館 ~ボストン本店~
ボストン近郊の町にある、小さな小さなお宿でのお話。女将のナオコが、お料理の事や周辺の観光スポット、日々の生活等をふんわりと語ります。
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只今、こちらは

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「次回予告」の巻
              yuki-risu.gif
       *従業員ミィによると、リスは「すこ~ろぅ」らしいです。なんか、中華料理の名前みたい・・・。

皆様、こんばんは。

昨日、念願の「メイプルシロップ・シュガーリング」に参加して来た、菅家旅館 ボストン本店一同。
只今、きちんと記事にするために、写真と資料を整理中でございます。

いやね、ええ加減な事書くと、後で”お偉方”にお叱りを受けるの、分かってるから(笑

・・・誰やねん、その”お偉方”って!?
あ~!!!今の発言なしねっ!聞かなかった事にして下さいませっ!


とにかく、本日はご報告と予告まで。
本編は後日のお楽しみという事で、宜しくお願いいたします。
では、また。
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「故郷からのたより」の巻

皆様、こんばんは。

この辺りもすっかり暖かくなり、道端に積もっていた雪がとけ出しました。
ぬかるんだり、水溜りになった所を避けながら道を歩くと、すれ違う人達の服装が軽くなり、心なしか、表情までも明るくなったように感じます。

日本では、もうすぐ桜の季節ですね。
公園や川端の、満開になった桜花の下では、真っ赤なお顔をした人達の賑やかに集っておられる光景が、また毎年のように繰り広げられるのでしょうか。


さて、そんな事を思い浮かべながら、ぼんやりと過ごしていた本日の昼下がり、菅家旅館 ボストン本店に、一つの小包が届きました。故郷の母が、送ってくれた物でした。

大きなダンボールの箱を開けてみると、中からは沢山の食品が・・・。
地元で獲れたノリや、タコをつかった名産品のおせんべい。ちりめんじゃこや鮭のフレークなんて物まで、本当にごっそりと入っていました。


でもね、その中で一番嬉しかったのがコレ。

   ikanago-kugini.gif

母が自ら炊いた、”いかなごの釘煮”です。

そういえば、3月も半ばを過ぎた今頃になると毎年、いつになく張り切っていた婆さま。何キロもの”いかなご”を買い込んでは、もくもくと炊いていたっけ。
同じように、近くの家々からも漂ってくる、醤油と砂糖が入り混じった甘い、いい香りで、この時期を知る事ができたんだよなぁ。
私も作り方を教えてもらっていたのだけれど、実家を離れてからは、一度も試していなかった・・・。


送られて来た”いかなご”を摘みつつ、もうすでに、そこには訪れているのであろう”瀬戸内の春”を懐かしく思い出し、そして、少し身近に感じる事のできた本日の出来事でした。



「ビールで作るフリッター」の巻

                 agemono.gif
            *盛り付けが、何だかアメリカン!?左がエビ、右がオイスターのフリッターです。

皆様、こんばんは。

先程まで、静かに降っていた雪。
深夜近くになって、気温が少し上昇したのでしょうか。小さな雨粒に変わりました。


さて、本日の菅家旅館 ボストン本店一同の夕食は、ビールで作った”フリッター”。
セント・パトリックス・ディのために購入したアイリッシュ・ビールと、エビ、オイスターを使って、軽くてサクサクのシーフード・フリッターを作ってみました。

通常の天ぷらと違い、とても簡単に、美味しく仕上がるこのお料理。
衣に使う水分の温度も、粉の混ぜ具合も何のその!
どなたにでも気軽に作っていただける、女将のいい加減レシピ!?を、今宵は紹介いたしますので、皆様もどうぞ、お試し下さいませ。


材料 :
(揚げ衣) アイリッシュ・ビール(お好みのビール、飲み残しで可)200cc、薄力粉200g、塩1つまみ、コショウ少々
(その他) エビ、オイスター、帆立などのシーフード、ウインナー、アスパラ、ブロッコリーなどの野菜・・・お好みの物を、食べたいだけ!

作り方 :
1、 お好みの材料の下ごしらえ。
* オイスターは塩水で洗って、キッチンペーパーで水気を切っておく。
* エビは皮と背ワタを取り除いてから、水気を切っておく。
* アスパラやブロッコリーは、軽く塩茹でするか、若しくは、電子レンジで1~2分。
* 生でも食べられる物、火の通りが速い物は、そのままで。

2、 揚げ衣を作る。
* 粉をボールに入れたら、ビールを加えて、泡立て器でよく混ぜる。
* 塩とコショウを加え、更に混ぜる。

3、 衣をつけて揚げる。
* 中火にかけた170℃~180℃の油で、衣をつけた材料を揚げる。
* 材料に火が通ったら油から上げ、お皿に盛り付ける。

レモンやタルタルソース、ケッチャップを添えれば、ほら、出来上がり!!!

美味しく、且つ、簡単に作るポイントは・・・、
★ 粉やビールは目分量で、「同じ位の量かな?」と思う程でOK!泡立て器で適当に混ぜて、持ち上げた時、多少重たく感じ、もったり、とろ~んと落ちれば大丈夫です。
★ ビールを粉に注ぐ時は、泡が溢れてしまわないよう、始めは少しずつ。
★ 一度揚げてみて、衣が固過ぎたり、柔らかすぎたりした場合は、途中で粉やビールを足し、
好みの固さに調節しましょう。
★  材料を揚げる前には、衣を一滴、油の中に落としてみましょう。鍋の底まで沈まず、途中でゆっくりと浮き上がって来る位が、適温です。
★ 油が熱くなり過ぎると、中まで火が通らないまま途中で焦げてしまうので、少し火を落として下さい。
★ 油の中に、一度に沢山の材料を入れない事。カラッと揚がりにくくなります。
★ 揚げ上がりの目安は材料によって違いますが、衣が明るいキツネ色になったらでOK!他に、揚げ始めに大きかった油の気泡が、細かくなって来たら、火が通った証拠です。
★ 揚げ上がったら、よく油を切る事。

念のため、美味しく作るポイントをいくつか挙げてはみましたが、衣の量も、油の温度も、それ程気にしなくて大丈夫。
水の代わりに使ったビールのお陰で、サクサクッと本当にかる~い食感の物が出来上がります。

   beer-agemono.gif
*本日のフリッター、”Smithwick's”の”IRISH ALE”(GUINNESS社)で作ってみました。
 
さて、アイリッシュ・ビールを使用した、本日の当旅館のシーフード・フリッター。
本来の軽さに加えて、黒ビール独特の香、甘みが上手く活かされており、とても風味よく仕上がっておりました。

揚げる段階で、ビールのアルコール分は飛んでしまっているため、大人はもちろんの事、お子様にも安心して、お召し上がりいただけますよ。従業員ジュンとミィもとても喜んで、次々に口へと運んでおりましたから。

そして・・・、こんな美味しい揚げ物には、やっぱり、ビール!

皆様、ビールを飲みながら、同じビールを用いて作ったフリッターを食べるなんて、ちょっと贅沢な気分がいたしませんか?

えっ?「ビールを使ったフリッターなんて、本当に美味しいのか」ですって?
・・・美味しいに決まってるじゃないですか!なんなら、一度、当旅館でどうです?

ここで、「それなら、一つ試してみるか」な~んて、思って下さった方へ。
どうぞ、菅家旅館 ボストン本店へ、お気軽にご連絡下さいませ!
ご希望の銘柄のビールと、それを使用したフリッターを用意して、皆様のお越しを心よりお待ちしておりますよ。

それでは、また。



「街が緑に染まる日」の巻

        snowman.gif
       *スノーマンの横をよ~く見て下さい。ただの雪玉じゃありませんよ!ジュンとミィ作の雪犬です。

皆様、こんばんは。

金曜日の夜より、昨日まで降り続いていた雪のせいで、辺り一面、雪景色となった菅家旅館 ボストン本店。
当旅館の従業員達は、ここぞとばかりに裏庭に飛び出し、同じ長屋に住む子供達と一緒になって、雪遊びに興じておりました。


さてさて、この白一色の世界からは一転し、緑一色の様相を呈した本日の街の様子。

えっ?「街が緑に染まるって、緑色の雪でも降ったんか~?」ですって!?
・・・いえいえ、違いますよ。いくらなんでも、緑の雪は降ってません。(オレンジの雪のニュースなら、聞いた事あるけれど。)


って、実はね。本日は、”セント・パトリックス・ディ”。
アイルランドにキリスト教(カトリック)信仰をもたらした、”聖パトリック”の命日なのです。

当時、アイルランドに多く住んでいたケルト人達は、独特の世界観・宗教(ドルイド教)を持ち、それに根ざした生活を送っていたのだそう。
(ハロウィンのように、古代ケルト人達の思想を垣間見れる習慣が、形を変え、姿を変え、今でも残っている場合もある。)

そこで”聖パトリック”は、宿り木や四葉のクローバーなど、稀少な植物や自然をも崇拝する彼らに対し、”シャムロック”(三つ葉のクローバー)を、”Trinity”(三位一体。神・キリスト・聖霊を一体と見る、キリスト教信仰の基本的な考え方)の象徴として、信仰を説いたのだという事です。

そして今日、アイルランドはもちろんの事、米国でも彼の偉業をたたえ、その命日を記念日として祝うのですが、よリ大衆化した行事・祝日として、アイルランド系・カトリック信徒に限らず、多くの人達に親しまれているのが現状のよう。

皆様、もうお分かりですよね。

そう。聖パトリック、アイルランドのシンボルと化した、シャムロック形のアクセサリーや緑色のズボン、シャツなどを身につけた人達が、町中のいたる所で見受けれるのがこの日なのです。

   ireland-pub.gif
*アイリッシュ・パブに集う人達が、道路にまで溢れています。右の緑・白・オレンジの旗は、アイルランドの国旗

ってな訳で、この祝日に際し、当旅館でもそれらしい事を・・・と思ったのですが、なかなか思うようにいかず。
ボストンの中心部に行けば、一般参加できるイベントや行事があったのでしょうが、菅家一同、日中はそれぞれの事をして過ごしていたため、遠出はできませんでした。

でもね、少しでも雰囲気でも味わおうと・・・、

   guinness.gif
*注がれているのは、”GUINNESS”の”EXTRA STOUT”。グラスが”SAMUEL ADAMS”の物なのは、笑ってすませて!?

夕食時には、アイルランド産のビールをいただきました。

写真の”Smithwick's”の”IRISH ALE”と、”GUINNESS”の”EXTRA STOUT”。(共にGUINNESSの商品。)
共に、いわゆる”黒ビール”だったのですが、どちらも独特の甘みとコクがあり、ビール好きの女将にはたまりません。

 ”STOUT”という言葉は、「強い・しっかりとした」などを意味する他に、黒ビールその物を表します。
”EXTRA STOUT”というだけあって、ギネスの方は焙煎されたモルトの苦味が、やや強めのように感じられましたが、ビールその物の味が濃厚で、他の酸味、甘みとのバランスが取れているため、それ程気にならず。その苦味がかえって、このビールの旨みを引き出し、個性ある物へと変えているようでした。

もう1本の”Smithwick's”は、同じように濃厚な味わいであるも、甘さが多少控え目で、すっきりとした飲みごたえ。
グラスに注いだ感じは、澄んでいるのにも関わらず、とても濃い茶色。見た目もなかなかの物でしたが、こちらのビールなら幅広く、様々なお料理にも合わせられそう。

「”黒”は苦手だ。」という方もいらっしゃるかと思いますが、慣れてしまえば、甘み・酸味・苦味の全てのバランスがとれた”黒ビール”は最高!
軽さ、飲みやすさを追求して作られた日本のビールよりは、本来のアルコール飲料としても楽しめるのです。


こうして、ただ、ビールをいただいただけの、今年のセント・パトリックス・ディ。

つまんなかったんじゃないかって?
ホッホッホッ。美味しいビールをいただく、絶好の口実になったのですもの。それなりに、楽しめましたわよ。でもね、一つだけ心残りが・・・。

それはね、緑色をした”ギネス”が飲めなかった事!!!
聖パトリックにちなんで、白→緑とお話の構成が上手くいったのに、最後に→黒じゃねぇ。(泣
せめて、そのままで終わらせたかった・・・(号泣

という事で、来年の3月17日はもう、米国におらず。
日本でも、セント・パトリックス・ディのイベントはあるらしいけれど、緑のビールはこれ如何に?
来年への小さな期待を胸に抱きつつ、今晩はこれにてお開きにしとうございます。

皆様、おやすみなさいませ。



女将のひとり言「ブログ」の巻

皆様、こんばんは。

今宵は、私が最近、度あるごとに考えさせられる、”ブログ”って物について、少しだけお話してみたいと思います。


さて、当旅館を日頃からご利用下さるお客様の中にも、ご自身がブログの管理者だという方が、ちらほらといらっしゃいますが、そんな方々にご質問。

「皆様、どのような理由で、ご自身のブログをお作りになろうと思いましたか?」

私自身、何の理由で・・・と考えると、漠然とした答えしか出てこないのですけれど、「日頃の何気ない出来事から感じた事、思った事を、書く事によって、更にはっきりと自分の物にしたい。」という事が一つ上げられるような気がします。

自分だけの言葉で、自分の想いを綴る。
それがネットを利用する事によって、不特定多数の人に読まれ、また、その反応までもを楽しむ事ができる・・・。

私にとっては、それがとても魅力的で、面白い事のように思われたんですね、ブログを始めた当初は。でもね、最近になって、ネット上で”物を書く”事の怖さ、”自分をさらす”事の怖さを、ふと感じる事が多くなりました。

・・・”怖さ”だけを感じたのではないですね。
自分の言葉の持つ意味を、慎重に考えるようになったのですから。ネット上で、どのように反映するか、どのように残されていくか、って事まで気になるようになりました。


では、どのような切っ掛けで、そんな事を感じるようになったのか・・・。
自身のブログ運営からだけではないのです。

こうして、ネット上で物を書き始めた結果、何かの切っ掛けから、お邪魔するようになった他のブログがいくつか。
それから、私自身はすぐ止めてしまいましたが、”ランキング”なんて物もありますので、そちらから、「何が書いてあるのかな?」なんて、興味本位でお邪魔する事もあります。

素直な文体で、読んでいて書き手の人となりを想像できてしまう物や、思わず、プッと吹き出してしまう物。こういうブログには、次の日も、また、次の日もお邪魔させていただきたくなりますよね。

でも、そんな中、時には「・・・。」
絶句してしまうような物があったり、自己満足と自己表現の意味を取り違えているような物があったりと、書き手と読み手、両方を担っている者として、ひどく考えさせられるブログがあるのも事実です。

私自身、冗談の延長線上で、”菅家旅館”なんて紛らわしいタイトルを付けている上に、自分の食欲と主張ばかりをネタにしているため、「人の共感を呼ばない、独りよがりなブログ」だと一人、落ち込む事もしばしば。ですから、人の事ばかり言っていられない状況なのかもしれません、実際は。

それでも、思うのです。
「ネット上に自分の言葉を乗せるという事の意味を、真剣に考えた事のある人って、どの位いるのだろう」と。


本当に、ネット上には様々な方が書かれた、様々なブログがあります。

かる~い感じで書かれているのは、見方によってはポップで面白いし、好感も持てる。
私もそんな風で好きな物、ありますよ。

また、日頃考えないような、大切な事を考えさせてくれる記事もあります。
何か、重要な課題を与えられたような気にさせられます、そんなブログを読んだ後は。
それがどんなに辛口で、辛辣な物であろうとも。書き手の方の真面目さが、私にまで伝わってさえ来れば。

けれど、そんな良いブログばかりでないのが、悲しいところ。
「個人を特定される事なく、自由に書き込める」というネットの匿名性という利点が、逆に作用した、無責任なコメント。それがエスカレートして、意味を成さない誹謗中傷合戦になり・・・。

こういう物を見るとね、無性にやり切れない想いが溢れて来るのですよ、なぜか。
そして、先にも書いた、ブログに対する想いにつながって行くのです。


「自分の言葉(内容)には責任を持って」

現実社会も、またこれ然り。
誰しもが、様々な考えを持つ、様々な人がいるのだという事を意識して、その上で言葉を選んだり、そのように行動したりして生活していますよね。

・・・これが一番の基本だと思うんです、ブログ記事だけでなく、コメント、その他、ネット上で物を書くという事の。

だからと言って、綺麗事でお茶を濁すのが良いとは思いません。
自分の主張は主張。
しっかりと自身の想いを言葉にしつつ、自我意識を肥大化させず、他者に対しても節度を持って。


・・・ご自身のブログをお持ちの方、一度考えてみませんか?ネット上での自分のあり方って物を。



「新鮮なお魚が食べたい!」の巻

        sashimi.gif

皆様、こんばんは。

近頃のこちらのブログ、菅家一同の旅行記や体験記が立て続けに続いておりまして、ここらで宿屋らしい事を一つでも書いておかないと、本当に廃業したなんて思われてしまいそう!?

・・・という事で、本日は久々に、菅家旅館 ボストン本店でいただく”お食事”のお話。
皆様も、私と共によだれを拭いつつ、お楽しみいただければ幸いです。


さてさて、上の写真をご覧下さいませ。

何を隠そう、このお刺身。女将がせっせこ、せっせこ、自分自身で魚の皮をはぎ、包丁で切りそろえ、そして盛り付けた物です。(盛り付けが素人くさいのは、ご愛嬌!)

以前にも書きましたが、米国の一般のマーケットでも、一通りの魚を手に入れる事はできるのですが、鮮度は日本の物よりも格段に悪く、そして、肉類の倍以上の高値で売られています。

当地ボストンでは、海に面している事もあり、比較的新鮮で美味しい物・・・ボストン港で水揚げされる物としては、マグロやアンコウ(日本にも輸出されています。)、お隣メイン州で獲れるロブスター、貝類、甘エビ(冬のコレは卵を抱いていて、さらに美味!)、また、大西洋のサーモンなど、を仕入れる事は可能なのですが、やはりの高値。

それでも、皆様方の(菅家一同の!?)お口に、少しでも安価で、少しでも美味しいお魚を運ぶための努力は、惜しみなく注いでいるつもり。
そして、そこで活躍するのが、当地の魚専門、卸し会社の存在なのです。
        
   sake-maguro.gif
*仕入れたばかりの、サーモンの半身とマグロの切り身。1回では食べきれないほどの量です。

ボストンのサウスステーション近くにある、海沿いのレンガ倉庫の一角。
一見して魚屋と分からない、青い扉の向こうにその店はあります。

扉をくぐったその奥は、薄暗い、魚の臭いがプ~ンと漂う、何ともいえない場所。
一瞬、こんなただの倉庫のような場所で、美味しい物が購入できるのかと心配になるのですが、そこはさすが、魚専門の卸し店。価格は、地価の三分の二ほど。日本食材店と比べれば、半値ほどの物もあります。

ちなみに、上の写真のサーモンは、1ポンド(約450g)7ドル前後。
イクラ、タラコ(これが一番割高。1ポンド30ドル以上もします。)、マグロと合わせて購入して、全部で、25ドル前後です。(季節や日によって、品揃え、値段の変動あり。)

たしかに、日本での事を思えば高値ではあるけれど、刺身で食べられるほど新鮮な物を、この量で、となれば満足感を得られる事、間違いなし!

・・・と、こうして菅家旅館に運び込まれたお魚を、女将が手早く料理し、皆様にお出しするという訳なのですが、これだけ大量に仕入れて、一食で食べきれない分はどうするのか・・・?

★ サーモンは塩をふり、冷蔵庫に一晩寝かせて、塩鮭に。
そのままでも日持ちしますが、冷凍庫での保存にも生のままより、適しています。
(保存を上手くすれば、2日目も刺身で食べられます。)

★ イクラやタラコも1回分ずつに分け、ラップをきっちりかければ、冷凍庫で1ヶ月以上は大丈夫。

★ マグロの血合いの部分は甘辛く炊いて、ご飯のお供に。

このようにして、魚の美味しさ、大切さを実感しながら、余す所なくいただいておりますよ。


皆様、どうです?
だんだん、お魚が食べたくなって来ませんか?

もし、美味しいお魚が食べたくなってしまったら・・・、そんな時は、菅家旅館 ボストン本店へどうぞ!
とっておきの一品料理から、新鮮なお刺身での手巻きずしなんかが楽しめますよ。
もちろん、美味しいお酒も用意して、皆様のお越しをお待ちしております!

それでは、また。

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★ 紹介した魚屋さん、”SEA TO YOU BOSTON”について ★

    sea-to-you.gifsea-to-you1.gif


*土曜日のみの一般営業です。
*日によって、品揃えや価格が違うのでご了承下さい。
  また、売り切れも予想されますので、午前中にお出掛けされる事をお勧めいたします。
*日によっては、日本語の通じる店員の方もいらっしゃいます。
*魚の小売価格より多少割高になりますが、寿司や手巻きセットの販売もあるようです。(要問い合わせ、予約)

所在地・営業時間など、詳しくは、http://www.seatoyouboston.com/index.html をご覧下さい。



「伸び縮みする時間!?」の巻

皆様、こんばんは。

只今、こちら、3月11日(日)の午前1時27分。

つい2、3日前までは、日中も氷点下を上回る事のないような、寒い寒い日が続いていたにも関わらず、今宵は小雨がパラパラと降るような暖かさ。
天候の移り変わりが激しいこの地の事ですので、このまま春がやって来るかどうかはわかりませんが、随分と過ごしやすくはなりました。


さて、米国東部時間、本日の午前2時より、当地では”ディライトセービング タイム”が施行されます。
いわゆる”サマータイム”とでも言った方が、よく分かっていただけるのではないかと思うのですが、日照時間の長い夏季の間、時刻を1時間早め、明るい時間帯をできるだけ活用しようというこの制度。また、省エネ対策としての効果も謳われているようです。

例年の実施時期は、4月の第一日曜・午前2時から10月の最終日曜・午前2時まで、という事になっていたのですが、新しい法案のため、本年より、3月の第二日曜(本日の午前2時!)から11月の第一日曜までの、より長期間に変更されております。


という事で、私、今夜午前2時になると同時に、時計の針を1時間進めるため、先ほど、ベッドから起き出して参りました。

日本では、全く馴染みのなかった、この”サマータイム”。
この時間帯に体が慣れるまで、どことなく、過ごしにくいようにも思うのですが、まあ、慣れてしまえば、さほどの不便も感じず。
それにね、日本との時差がその分、1時間縮まるのですから。(実質は変わっていないのに、不思議な感じもいたします。)



そうこう書いている間に、午前2時に・・・いえ、もう午前3時になってしまいました。
おっと、こうしてはいられない!時計の針を1時間進めなくては・・・。

ついでに申しますと、只今より、日本とボストンの時差は13時間。
当旅館をご利用下さる際は、

「ボストンは今、何時?」
「菅家一同は今、なにしてる?」
・・・な~んて考えていただければ、私も嬉しいかぎりです。
それでは、また。



「美味しかったもん ~ランカスター編~」の巻

皆様、こんばんは。

今朝方よりの冷え込みが更に増し、只今(米国東部時間、3月6日 午後9時45分現在)、気温は-13℃。雪こそ降っておりませんが、外に出ただけで、頬にピリピリと痛みを感じる程の寒さです。

さて今宵は、今回の旅先、ランカスターでいただいた”美味しいもん”特集。
・・・とは言っても、レストランでの写真はほとんどなし。

実は私、店内で写真を撮るのって苦手なのですよ。
どんなお料理でも、出されてすぐのが一番美味しいのですからね、やっぱり。
そそくさと食べ終えてから、写真撮影しなかった事にハッと気付く。
本当に、こればっかり(笑

こんないい加減な”美味しいもん特集”ですが、どうぞ、宜しくお付き合いいただければ幸いです。

central-market.gif

それでは、まず始め。
ランカスターのダウンタウンにある、”セントラルマーケット”で購入した”美味しいもん”について。

朝6時からのオープンという事で、菅家一同も朝の5時半過ぎには起き出し、宿泊先のバーディンハンドから公共のバスを使って、約20分。
朝7時前には到着していたのですが、すでに地元の方が買い物されている姿が見受けられました。

こちらでの一番のお勧めはというと、この”アップルバター”。(写真右下)お土産には最適です!
すりおろしたリンゴに砂糖を加えず、そのまま煮詰めたコレは、通常のアップルジャムよりも濃厚でありながら、自然の甘みがとても爽やかなお味。
店員さんは、とても親切な、若いアーミッシュの女性で、他にもランカスター産の、様々なジャムや小麦粉、乾麺などを売っておられました。(写真右上:店の様子)


それから左下の写真、こちらは牛乳屋さんでしょうか?地元産の牛乳やそれを使った飲み物だけでなく、他にもバターやクリームなど、乳製品を扱っておられました。

「店の様子を撮影したい。可能ならば、貴方の写真も撮りたいのだけれど。」
そう申し出た私に、こちらのアーミッシュの女性だけは、「貴方がそうしたいのならば・・・。」と、快くOKをくれました。
ただし、多くの方がそうであるように、ポーズはとらず、そのまま働く姿をパチリ。
はにかんだような微笑みがとても印象的で初々しい、”お嬢さん”と呼びたくなるような女性でした。

*アーミッシュの方は写真撮影を避ける方が多いので、必ず、許可をもらってからにしましょう。いきなりカメラをかまえたり、無理に撮影する事は絶対にやめましょうね。

central-market-panyasan.gif

上の写真は、数件あるベーカリーの内の一件。

左下は、そこで売られていた”Soft Pretzel ”に、シュガーコーティングをした物。
普通のプレッツェルよりも、どちらかと言うとドーナッツに近い食感です。

右下は、同じ店で購入した”Powdered Fasnachts"という、やはりドーナッツのような物。
小麦粉が良いからなのか、使われている砂糖が通常よりも少ないからなのか、生地自体は甘み控えめで優しく、何個でも食べられそうな程、美味しかったです。

実はね、こちらのマーケットで、偶然にも地元新聞社のカメラマンの方に声を掛けられ、従業員ジュンが口の周りを粉だらけにして、”Powdered Fasnashts"を頬ばる姿を撮影していただきました。
その後の連絡で、その写真が、新聞紙上に掲載された事が分かったのですが、掲載日を聞きそびれてしまったため、事実を確認できず。
どんな風に紹介されているのでしょうか。ちょっと、気になります。

bird-in-hand-foods.gif

さてさて、お話を”美味しいもん”の続きに戻しまして、次!
こちらで紹介するのは、バーディンハンドでいただいた物についてです。

・・・と言ってもね、ごめんなさい。
写真がないので説明しづらいのですが、”ペンシルバニア・ダッチ料理”と称される、アーミッシュの方々が作られるお食事は、基本的に、肉や野菜類は自ら育てた物を用い(現在では、地元食料品店で購入する事もあるとか。)、味付けもシンプルな物が多いそう。

また、ある時代までは、冷蔵庫を持たなかったため(現代では、プロパンガス使用の冷蔵庫を用いている家庭が多いらしい。)、加熱処理や食品の瓶詰め、チーズやハム作りなど、自然な保存技術が発達しているように思えました。


この地バーディンハンドで、菅家一同が利用していたホテルとレストラン、ベーカリーは、同じ系列会社が経営する物だったですが、そこでいただいたお食事も、砂糖や塩は控えめ、バターはよく使われている物の、米国の食事にありがちな油のギトギト感がなく、本当にあっさりした物でした。

油分の少ない煮豚のような物と、ザワークラウト(ドイツ風キャベツの酢漬け)は、まるで、田舎の親戚の家でいただいているかのような、優しい味。
元々、ペンシルバニア・ダッチが、スイスやドイツ周辺からやって来た事を思えば、それが美味しいのも納得がいきます。

また、地元産の小麦から作られる、焼きたてのワッフル、パンケーキ、クッキーや焼き菓子は香ばしく、添加物が少ない小麦らしい味。
同じく地元産の牛乳から作られたソフトクリームも、濃厚でまろやか。

普段、油っぽい、濃い味付けの米国料理に辟易している一同にとっては、何を食べても素材の味が生かされていて、とても美味しく感じられるのです。
(唯一、豆や人参などの野菜類が過熱のしすぎで、柔らかかった事が残念。個人的には、青臭い野菜は青臭いままが好きなのです。)


今回のペンシルバニア州、ランカスターへの旅に、すっかり味を占めた菅家旅館一同。
えっ、どんな事に味を占めたんやってか!?

・・・”美味しいもん”の事だけじゃありませんよ、もちろん。
その土地の風景も、成り立ちも、暮らしている人達も、全てが興味深くて、ここでもっと過ごしてみたいと思わせる”何か”があるんです。

シーズンオフの静けさのためか、はたまた、予定に縛られない、のんびりした旅のためなのかはともかくも、よい刺激と休養を得られた事には間違いありません。

米国滞在も後、一年を切りました。
機会をみつけて、また、彼の地へと旅立てる事を願いつつ、その事を胸に、日々の生活を頑張らねばなりませんね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★ ペンシルバニア州、ランカスターへの旅の手引き ★

http://www.padutchcountry.com/

こちらのサイトから、宿泊先や観光のスポットなど、調べる事ができます。
どうぞ、ご活用下さいませ。


★ 女将の教える、いらぬ知恵!? ★

レストランチェーンの”アンナ・ミラーズ”(注・日本とハワイにしかありません。)って、ペンシルバニア・ダッチ料理らしいです。
ちなみに、米国のウィキぺディアhttp://en.wikipedia.org/wiki/Anna_Miller'sでの紹介の仕方がおもしろいので、宜しければどうぞ。
私も一度、行ってみたくなりました(笑

それから、もう一つ。
手焼きのクッキーが美味しい”AUNT STELLA”。
実は、この”ステラおばさん”もペンシルバニア・ダッチだったんだそうです。
http://www.auntstella.co.jp/esite/Cockie/about_aunt.html

皆さん、知ってました?
えっ、私?
私はもちろん、知らなかったです(笑



「この先もずっと・・・」の巻

                  
    *”天子南面して東に立つ”という言葉から、現代風とは左右逆に並べられた雛人形。

昨日、3月3日は桃の節句。

菅家旅館 ボストン本店でも、ちらし寿司、はまぐりモドキ!?のお吸い物を用意して、ささやかな雛祭りを迎えさせていただきました。

おかしなもので、3月3日が近づき、雛人形が部屋の中に飾られているだけで、ウキウキとした気分になってしまう私。
”女の子”は通り越してしまっても、”雛祭り”という響きは、やっぱり、どこか特別な物に感じられるのだから不思議ですね。


さて、上の写真にございます、お雛さま。

私の片手のひらに乗るほど、小さく、かわいいこの人形達は、日本から持ち込まれた物。
もう一対、ミィが生まれた際に実家の母が贈ってくれた、とても優しいお顔の雛人形と、どちらを持って来るか迷いに迷った上、手軽なこちらを選んだのです。

そして、菅家一同と一緒に、この地にやって来た彼ら。
とても小さく、どこにでも売っているような人形ではあるけれど、実は、私にとっては思い出の品。

結婚した年に、初めて迎えた3月3日。
その日を前にして、当時暮らしていた殺風景な部屋に飾るため、主人が買って来てくれた物なのです、私の知らない間に。

    hinamaturi-tirashi.gif
    *ちらし寿司は、でんぶといくらで彩りよく盛り付けて。

そういえば、私の実家には大きな7段飾りがありました。
母方の亡くなった爺さま、婆さまが、私のために買ってくれた物です。


遠い遠い昔、まだ私が幼かった、ある日の出来事。

「ナオコ、お雛さまを買いに行くぞ!」と車に乗せられ、着いた先は近隣の市の人形店。
何だかよく分からないけれど、”特別な物”をプレゼントしてもらえると、車中では大はしゃぎだった私。

ところが、店中に入って周りを見渡してみれば、所狭しと並べられた人形、人形、人形。
本当に、人形しかありません。
そして、ただ、ぼんやりと眺めているだけで、逆に、彼らに見つめられているような気になるから、不思議。
今にも動き出しそうな雛人形達に囲まれ、とうとう我慢できなくなった私は、ぐずりながら「もう帰ろう」とせがんだのでした。

・・・結構、鮮明に覚えているのですがね、ここまでは。でもね、後は、全く覚えてないんです。

結局、店の外へ出たのか、出ていないのか、どうやって雛人形を選んだのかさえも。
それ以前に、何歳の時の事だったのだろうかと。

雛人形を買いに行った時の記憶だと思っていたけれど、別の記憶と入り混じっているのか、はたまた、全くの記憶違いなのか・・・。


ともかく、我が家では毎年、爺さま、婆さまに買ってもらった雛人形を飾って、桃の節句をお祝いしておりました。
もちろん、ご馳走は婆さまの特製。
お誕生日やクリスマスと並んで、私にとっては、本当に楽しみなお祝い事でした。

    hamaguri.gif
    *はまぐり・・・ならぬ、”Littleneck Clam”のお吸い物。身もしまっていて、美味しかったです。

実家にある、今はもう、しまい込まれたままの雛人形。
日本に残して来た、ミィのための雛人形。
そして、ここに連れて来られた、小さな、小さな雛人形。

私にとっては、どれもが大切なお人形さん達。
この先、私が年をとって、いつしかお婆さんになっても、彼らと一緒に雛祭りを祝っていたいと願うのですけれど、それまでは・・・

心も体も出来る限り、若さを保ってなくちゃいけませんね!?



「バーディンハンドの地で・・・」の巻

        bird-in-hand.gif
        *アーミッシュの多く住む村、バーディンハンド。白い雪原が広がっている。

皆様、こんばんは。

本日のお話は前回に引き続き、旅先の出来事、ペンシルバニア州、ランカスターの地で感じた事を。
何気なく、現在の自分達の生活を振り返りながら、ゆっくりお読みいただけると良いかもしれません。それではどうぞ、宜しくお付き合い下さいませ。


アーミッシュ・・・。
私は今回、この地に旅するまで、彼らがヨーロッパから渡って来た理由が、宗教的迫害から逃れるためだった事も、”アーミッシュ”が、”ペンシルバニア・ダッチ”及び”プレイン・ピープル”などと呼ばれる人達の中の、一集団である事も、認識できておりませんでした。

また、米国に来る以前から抱いていたイメージ、「車や電気などの現代文明の産物を拒絶し、シンプルライフを送っている」・・・”日本のTVやマスコミ、本で取り上げられていたイメージ”をそのまま有しており、彼らが何のために、その生活を守っているのかという事でさえも、深く考えたりした事はありませんでした。恥ずかしながら・・・。

けれど、旅に際して、彼らの生活について書かれた物を読んだり、現地で実際に話を伺ったりしてみて、自分がいかに考えなしで、一方的に与えられた情報だけで物を判断していたのか、少し反省。
拙い英語力とたった2日間の経験だけで、そう思うのもおかしな事かもしれませんが、今まで、”アーミッシュ”というものに対して持っていた印象が、がらりと変わってしまったのは事実です。
とても具体的に、興味深く。

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女将よりのご挨拶

女将  ナオコ

Author:女将 ナオコ
ボストン近郊のこの地に菅家旅館を営んで、2年たらず。
まだまだ修行中の身ですが、従業員と共に、皆様方のご来館を心よりお待ち申し上げております。
もちろん、一見さんも大歓迎ですよ!
(”菅家旅館 ボストン本店"は、HP及びこのブログの名称であり、実際には営業いたしておりません。)



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